脱毛・抜け毛の原因
シャンプーの髪に与える影響
最近はそれでも少なくなりましたが、一般に市販されているシャンプーは、その多くが石油を原材料とする合成系の海面活性剤をベースにして作られています。石油合成系の界面活性剤が人体に及ぼす悪影響は多くの学者によって指摘されています。しかしながら、いまだに大量に生産・販売されています。
石油系のシャンプーには、髪そのものを清潔にし、水分を保持し、しなやかさや光沢を与えるなどと強調して売られているが、髪が生えてくる頭皮や毛根には悪影響を与えるといえます。
またシャンプーはよくすすいで洗い流せば関係ないと考えられていますが、毎日のように繰り返し使用していけば、わずかながら残存します。これが積み重なれば重大な問題です。残存した合成系界面活性剤がその浸透性の高さゆえに、毛包の奥にまで入り込み、毛根周辺の細胞にダメージを与えるのはいうまでもありません。
またシャンプーで朝のシャンプーを始めてしばらくたつと、抜け毛が急増しますが、それは時間に追われてすすぎが不十分になることも考えられます。
ヘアカラーも脱毛の原因
ファッションとしての茶髪・金髪・赤髪など、ヘアカラーと名前を変えても、それは毛染めと同じです。
ヘアカラーの染料は、非常に浸透力の高い物質で、どんな些細なところでも分け入って、そこに定着してしまうものです。だから多少繰り返し洗っても、染まった色が落ちないのです。毛染めも同様です。毛包の中にしっかり入り込み、毛乳頭や毛母細胞の間にまで入り込んでいるのです。
また、髪を染める場合、毛染めの都合上、先に脱色をすることもありますが、これも問題といえます。脱色に使われる薬剤は色素を破壊して脱色しているので、細胞まで破壊してしまいます。よってこのような薬剤を使用すると、髪に対する相当のダメージは避けられません。
不衛生な状態
髪を不衛生にしているだけでも、脱毛の原因になります。
フケや汚れが溜まると、細菌増殖に絶好の条件が整うことになります。体温のぬくもりや汗による適度な水分補給、そしてフケを餌として、細菌は大増殖してしまいます。頭皮はもちろんのこと、フケや汚れは、毛孔(毛穴)にも入り込み、毛孔をふさいで空気の出入りを止めて、嫌気性細菌の絶好の繁殖条件が整うことになってしまいます。
そこで繁殖する細菌は多種多様で、いろいろなトラブルを起こす可能性があります。毛母細胞にとっては最悪な条件のうえ、皮膚そのものの炎症ということにもなりかねません。
日々のシャンプーの注意点としては、ただ髪を清潔にするのではなく、地肌をキレイにし毛細血管の血流促進のためにも、しっかりと頭皮全体をもみほぐすようなつもりで、洗うことが大切です。
ただし爪を立てると地肌が傷つくので避けたほうがよいでしょう。指の腹で頭皮を強めにマッサージするように洗うのがコツであります。
そして最後には、必ずきれいにシャンプーをしっかりすすぎ落とすことが重要です。
ストレスは脱毛促進剤
現代人にとってストレスは切っても切れない関係です。ストレスには本人がストレスと感じるものと、まったくストレスと感じないものがあります。
通常は本人がストレスと感じると、過剰な防御反応が起きて、自律神経に悪い影響を及ぼしてしまいます。ところが現実のストレスをストレスと感じない場合には、防御反応が起きることなく、静かに自律神経がバランスを崩すことがあります。
自律神経とは、交感神経と副交感神経の両方を指しますが、人間の肉体的機能の大部分は、交感神経と副交感神経により絶妙な調節がなされています。人間がストレス状態になると、これと対抗するために全身の細胞は緊張し、身構え、闘争態勢に入り、すべての器官が持つ機能を、できるかぎり高めようとします。そのため交感神経がフル稼働の状態となるが、副交感神経はその働きを抑えられてしまいます。このように自律神経がバランスを崩してしまうと、絶妙な調整役としての機能を逸した状態になってしまうのであります。
そしてこの状態が長く続くと、自律神経によってコントロールされる全身の器官が不調となる可能性を持ち、時として深刻な病となるのです。抜け毛や脱毛もストレスの影響により、引き起こされる可能性も高いということがいえます。
栄養のアンバランスも抜け・脱毛の原因
人間の器官の中で、最も頻繁に細胞分裂を繰り返しているのは毛母細胞で、毛髪にとっても栄養バランスが重要性を持つのは言うまでもありません。
人間は、必要な栄養分を充分に含み健康を損なうことがないものを食べることによって、身体の健康が保たれ、心と体の接点ともいえる自律神経も絶妙なバランスを保つことができるようになります。そして、それが心の健やかさにも繋がるといえます。
心身の健康がバランス良く保たれているときに、髪は健やかに生えて、伸び続けることができますが、心身のあらゆる疾患が何らかのかたちで髪に悪影響を及ぼすのは避けることができないことです。
動物性たんぱく質も脱毛の原因
髪はたんぱく質そのものであり、これを健やかに保つためには、栄養源としてのたんぱく質を必要としますが、動物性たんぱく質の摂り過ぎによって血液の質や循環を低下させるなど、脱毛を促進する要因になります。
人間の体と心は、大きく関わっていて、肉体に不都合が生じると心を曇らせ、時に深い悩みとなり、また精神的な苦痛が体の調子を狂わせ、病となります。偏った食事がいつしか偏った心の状態を作り出してしまうのです。
食習慣が心身の状態を決定付ける大きな要因といえ、
髪にとって栄養のバランスは極めて重要であるということがいえます。